インテリアスタイリスト
探求心と感性で空間を描く
インテリアスタイリスト
村上がKAJAに入社したきっかけは、学生時代に訪れたKAJAでの体験だった。 照明の陰影を活かした空間演出や、ユニークなオブジェを自然に取り入れた独創的な世界観を目にした彼は、空間そのものをデザインして提案する姿勢に大きな衝撃を受けた。 「ここで働きたい」という直感的な強い思いを抱き、KAJAへの入社を決意した。

休日には自身でも絵を描いたり、現代アートやグラフィック、ファッションなどの展示会へ頻繁に足を運ぶようにしている。
「なぜこの素材なのか」「どんな意図が込められているのか」を作り手の視点から深く考察し、細部に込められた美学に感動を覚えるという。こうした日々のインプットと豊かな感性が、彼のスタイリングの大きな源泉となっている。
KAJAのインテリアスタイリストとして着実に実績を重ねる中、リゾートハウスSANAのインテリアスタイリストに抜擢。当初は大きな責任とプレッシャーを感じつつも、自身の成長への期待に高揚感も覚えたという。
SANAではKAJAの特注家具が多く採用されている。村上は、家具のデザインから制作、検品など、デザイナーやバイヤーと連携をとりながら、インテリアコーディネートを統括する役割を担う。


デザイン面において村上が意識したのは、家具単体の主張ではなく「空間全体の調和」である。
無垢材や石材などの自然素材、アースカラーをベースにしたシンプルなトーンを採用し、窓の外に広がる壮大な景色を引き立てるコーディネートを追求した。
同時に、小物やアートにより絶妙なアクセントを加え、上質さと遊び心を兼ね備えた美しいメリハリを生み出している。
SANAのインテリアコーディネートの見どころの一つが、リビングスペースである。特注のローソファは、リビングの広さに負けない存在感でありながら、圧迫感を与えないフォルムを追求した。
背面にある有機的でダイナミックな一枚板のウォールアートに対し、水平ラインを意識したソファと表情豊かな木化石のサイドテーブルを合わせることで空間全体のクオリティを押し上げている。


今回のプロジェクトを通して、建築、照明、アートや植物など様々な要素が織り重なり、全体の調和によって空間の魅力が引き出されることを再認識した村上。
SANAでの滞在を通して、豊かな大自然の中、天然素材の建材やインテリアに囲まれて、自然と一緒に暮らす心地よさを存分に堪能してほしいと語った。