設計/デザイン
細部までこだわり抜いた
洗練と癒しのデザイン
カジャデザインに入社して2年目に、「リゾートハウスSANA」という会社を代表するプロジェクトに抜擢された川又。
嬉しさと同時に、自分に務まるのだろうかと少し不安も感じていたが、設計デザイン部の上司にサポートされながら、無事に設計を完成させることができたと振り返る。

リゾートハウスSANAの敷地は、森の中にあるCORUやYUNIとは異なり、絶景を楽しめる丘の上にある。川又にとって崖地という立地条件は初めてだったが、都心ではなかなかできないことにもチャレンジすることができたという。
外観は周囲の自然を引き立てるよう、あえて無機質な箱のような佇まいの平屋を採用。斜めのアプローチを経てエントランス扉を開くと、絶景が目に飛び込んでくるような演出で、訪れた人を出迎える空間を目指した。
絶景が主役だからこそ、特にこだわったのが開口部だった。フレームが細く眺望を遮らないサッシをいろいろリサーチし、大型窓を実現できるハイエンドブランド・NODEAを採用。テラスまでシームレスに連続する空間を体験してほしいと話す。


リゾートハウスSANAならではの上質なインテリアも満喫してもらいたいと川又は語る。マテリアルは空間の心地よさを演出するためになくてはならないもの。
壁と天井は質感のある左官で仕上げ、リビングのチーク古材やキッチンの壁面にも用いた天然石のパタゴニアなど、マテリアルはインドネシアをはじめ各地に赴いて厳選したものばかりだ。また、家具はインドネシアの工場で仕上がりをチェックするなど、細かなディテールまで追求した。
設計で最後まで悩んだのはベッドルームの壁面収納だった。
天井高3.5mの高さを生かしたデザインにしたいと試行錯誤を重ね、最終的にアーチ状のニッチをつくって収納や飾り棚、パウダースペースを組み込み、間接照明で輪郭を浮かび上がらせる「見せる収納」をデザイン。
アーチが硬質な天然石にやわらかな印象をもたらし、くつろぎの空間に仕上げたかった。


リゾートハウスSANAプロジェクトを通してさまざまな学びがあり、デザイナーとしても成長できたと感じているという川又。もちろん、多くの方々のサポートなくして今回の完成はなく、関わった皆さんには心から感謝していると話す。
訪れる方々には絶景を堪能し、大自然と対話しながら、カジャデザインのリゾート空間に癒されてもらえたら嬉しいと笑顔で締めくくった。